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私の幹細胞との出会いは、1997年移植免疫の研究のため、米国ピッツバーグ・メディカルセンターに留学したときであります。その頃にはまだ幹細胞という概念もほとんどなく、はっきりした機序を解明できずに帰国しました。従来臓器移植を受けた患者さんは、拒絶反応を防ぐために免疫抑制剤を飲み続けねばならず、その薬のための副作用が出現し、それを抑えるためにまた新たな薬を服用しなければならないことが、日常的にみられています。骨髄細胞の中に存在する拒絶反応を抑える細胞を臨床的に使用することができれば、薬を使わずにあるいは最低限の薬の投与で、長期にわたり安定した状態が維持できるのではないかと考えており、恐らく骨髄細胞の中に含まれる間葉系幹細胞がその役割を担っているものと思われます。その間葉系幹細胞がもっとも豊富に含まれるのが脂肪組織であり、脂肪由来幹細胞を用いることで、移植の拒絶反応を克服することも可能になるのかも知れません。

さらに、脂肪由来幹細胞は、骨髄由来幹細胞が持っている、造血細胞や免疫担当細胞を誘導するだけではなく、骨、筋肉、心臓、血管、肝臓、神経細胞などに分化する能力も併せ持っているとされており、移植の分野だけではなく、さまざまな病気の治療となる可能性を持っている夢の細胞といえるのかも知れません。しかしながら、現在のところははっきりとしたエビデンスはなく、その効果を明らかにしてゆくことも我々が取り組まねばならない課題だと考えております。

また、もう一つ私が取り組んできたアンチエイジング医療は、積極的予防医学とも呼ばれ、病気にならない、なりにくい、すなわち病気になって薬に頼らない心身を作る手助けをする医療として近年注目されてきています。その究極の治療法となるのが、再生医療であると考えられており、従来行われていたアンチエイジング医療と再生医療を融合させることにより、より有効な予防医療の確立が達成できるものと信じております。


平野 敦之
昭和57年和歌山県立医科大学卒業
米国ピッツバーグ大学・メディカルセンター留学、和歌山県立医科大学泌尿器科助教授、
葉山ハートセンター、四谷メディカルキューブ、岸和田市民病院泌尿器科部長、
高輪メディカルクリニック副院長を経て現職
泌尿器科専門医、日本抗加齢医学会専門医