幹細胞治療について

幹細胞とはなんですか?
全ての生き物のからだは細胞からできています。人間の体内には約60兆個もの細胞が存在しています。細胞はそれぞれ、その場所にあわせて決まった役割を持っています。
幹細胞の特徴は他の細胞の元となる細胞をうみ出す事ができるという事です。幹細胞は、自分以外の細胞を生み出す際に、2つに分裂します。この分裂した細胞のうち一つは幹細胞として維持され、もう一つの細胞は他の細胞へと変化する細胞になります。幹細胞は傷ついたり、古くなってしまった細胞を入れ替えるために、この様に新しい細胞を作っているのです。
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幹細胞を用いて、ダメージを受けた患者様の細胞や組織を修復したり再生したりする治療方法です。
患者様の体内にある幹細胞を採取し、(CPC)にて大量培養します。培養後の幹細胞は血液中に投与する場合もあれば、患部に直接移植する場合もあります。詳しい治療の流れはQ.3幹細胞治療の流れは?をご確認ください。
幹細胞治療の流れは?
まずはクリニックでカウンセリングを受けて頂き、治療の詳細、費用についてなどご説明をさせて頂きます。
治療後の詳しい流れはカウンセリングから治療までの流れ(幹細胞治療)のページを御覧ください。
脂肪はどのくらい採取しますか?
下腹部の皮下脂肪を採取します。
通常は、下腹部の皮下脂肪を採取します。腹部の脂肪が少ない方では、臀部もしくは大腿部の脂肪を採取します。
脂肪採取に痛みは伴いますか?
ほとんど痛みは伴いません。
局所麻酔を行いますので、ほとんど痛みは伴いません。麻酔を行う際には若干の痛みを伴います。
脂肪採取から幹細胞投与までにどのくらいの時間がかかりますか?
個人差はありますが、脂肪採取より約4週間でご投与が出来ます。
採取した脂肪組織から幹細胞を抽出し、CPC(特定細胞加工物製造施設)にて培養します。培養は厳格な品質管理のもとで、細心の注意を払って行われています。幹細胞の培養には個人差があります。通常、脂肪採取より4週間程お待ち頂いております。動画は培養中の幹細胞の様子です。
幹細胞はどのように投与しますか?
点滴で静脈へ投与します。リラックスしていただいた状態で40分程かけて投与させていただきます。投与中は、安全性の確認のため血圧や酸素飽和濃度などモニタリングします。
治療期間はどのくらいですか?
脂肪採取後約1か月で幹細胞投与可能となり、投与後、フォローアップ検査(1・3・6・12か月後)に来院いただきます。複数回投与される場合、フォローアップ検査は最終投与からカウントします。基本的に、投与と投与の間は規定通りのフォローアップ来院間隔で来院していただきます。フォローアップ検査は、安全性と有効性を確認させていただくための大切な検査ですので、来院ご協力いただきますようお願いいたします。
幹細胞治療に年齢制限はありますか?
現在、当院で提供している再生医療等計画に基づき、18歳以上と規定させていただいております。
iPS細胞やES細胞とは何が違いうんですか?
iPS細胞やES細胞は万能細胞で、いろいろな細胞に分化できる多能性幹細胞です。いずれの細胞も、目的の細胞に分化させて用いますが、未分化な細胞が残っている場合は奇形腫という腫瘍を形成することがあります。また、iPS細胞は、細胞に遺伝子導入するなどして人工的に作られた多能性の幹細胞のことです。遺伝子の導入部分によってはやはり腫瘍形成のリスクがあります。また、作製の効率も安定していないことが知られており、一般的な利用にはなおハードルがあると考えられます。ES細胞は、iPS細胞より研究の歴史が長く、安定した利用が考えられますが、人の受精卵(胚)を使用し作りだす多能性幹細胞のため、倫理上の問題があります。
一方、脂肪由来の間葉系幹細胞は体性幹細胞に分類され、特定の系列の細胞にしか分化できないかわりに、iPS細胞などに比べ腫瘍となるリスクが低いと言われています。組織の再生や修復など様々な機能を果たしています。また、当院をはじめ、特定の医療機関により一般に治療が普及されつつある治療方法です。